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新型コロナウィルスの感染拡大を受けて

令和2年4月17日

日本地学教育学会会長 久田健一郎
地学教育編集委員長 吉本直弘

前略

 4月7日に緊急事態宣言が発出されてもなお新型コロナウィルスの感染拡大はとどまることを知らず、依然として感染者の数は増加の一途をたどっています。過酷な状況下で医療関係や教育関係などの皆様の献身的な活動により、何とか社会がパニック寸前で食い止められているのではないかと思います。

 日本地学教育学会でも常務委員会はオンライン会議システムを導入し、東京での会議を行わずスムーズな機能体制を構築しております。しかしながら、入構制限がかかった大学も多く様々な学会委員会活動で支障をきたしています。とくに、地学教育編集委員会では編集作業のための資料が大学研究室内にあるため、入構制限があると査読編集作業に遅れが生じます。
 加えて、大学ではオンライン授業の準備や教育実習の実施・延期についての対応など、通常とは異なる業務が多数発生しており、編集に充てる時間の確保が難しくなっています。そのため、論文の審査結果のお知らせにお時間をいただく場合があります。また、出版社への入稿や校正に遅れが生じることにより、『地学教育』のオンライン出版が数週間遅れることも考えられます。その際には、どうかお許しいただければ幸いです。

 今回の新型コロナウィルスの感染拡大は、かつてヨーロッパで発生した天然痘やペストの大流行を彷彿させるものです。我国の最大級の難局であることは言うまでもありません。会員の皆様におかれましては、どうぞご健康に留意されますよう切にお願い申し上げます。
 
敬具