令和2年度 授業づくり

目標イメージ

  研究主題  自分の思いや考えを進んで表現できる児童の育成
        ~ 少人数複式学級だからこそできる授業の工夫を通して ~


 

校内研修
 R2.9.16(水)放課後
 図工科 感想画の描き方

 図工の指導を得意とする教員による、絵画指導の校内研修を行いました。
 今回のテーマは「感想画の描き方」です。子どもたちが自分の気持ちを絵で表現するには、表現方法を知らなければその世界は広がらず、教員が知っておかなければ支援ができないということを、改めて感じる研修となりました。

◎今回の学び
 は自己研鑽を積み、児童の学びを支援するための知識・技術を蓄積していかねばならない。
 互いの知識や技術の交流を行うことは、とても有意義である。

 

 

 

 

 

 

 

 

目標イメージ

 

第1回校内公開授業
 R2.10.14(水)2校時
 道徳科 全校児童「コロナ、だれが悪い?」

 道徳は各学級で行うものでしたが、今年度から全校道徳に挑戦することにしました。
 人数の少ない学級ではたくさんの意見や考えが出ないので、自分の考えや行動を見つめ直す機会になかなか繋がりません。全校児童で授業を行えば少なくとも人数が増えて出てくる意見が増えるのではないか。そしてそこに皆の前で発表する積極性や、思いを伝えるための表現力を培うヒントがあるのではないかと考えました。
 教材は自作。新型コロナウイルス感染症に伴ういじめや差別をテーマにしたものでした。

◎今回の学び
 ・全校児童に手応えあり。
 ・皆の前で自分の意見や考えを伝える機会がしっかりと生じる。
 ・高学年が話し合いをリードする姿が生まれる。
 ・全校授業は教員が複数いるという強みが生まれる。
 ・教材を低学年でもイメージしやすくするために、読み物ではなく教員によるロールプレイ等を取
  り入れるとよい。









校内研修
  R2.11.2(月)放課後
 算数科 複式授業の進め方

 山口県教育庁義務教育課指導班の主事さんの来校に合わせて、先生が子ども役をして行う模擬授業を実施し、その実践をもとに、少人数の複式授業の在り方について意見を交わす研修を行い、指導をいただきました。

◎今回の学び
  ・教材研究の大切さを改めて感じた。
 ・1時間の授業の流れを児童に最初に示し理解させておくと良い。
 ・少人数だからこそ、児童の実態にあった準備がピンポイントでできることが強みである。
 ・わかる授業を仕組んでいくことが、授業に対する積極性にも繋がっていく。













第2回校内公開授業
 R2.11.14(水)5校時  
 道徳科 全校児童「自分ならどうする?」

 全校道徳2回目の挑戦です。前回は1人の教員が提案する授業を他の教職員で参観し意見を交わすスタイルでしたが、今回は事前に皆で自作の教材について吟味し、資料の内容を分かりやすく示すための教員による演技を取り入れるなど、全教員が一緒に創り上げるスタイルで臨みました。

◎今回の学び
 ・演技による教材の提示は、低学年もイメージしやすい。
 ・児童の話し合いをより活性化させるために、話し合い時の教員の役割分担を明確にするとよい。









第3回公開授業(阿武町3校連携協議会)
  R2.12.2(水)5校時
 道徳科 全校児童「本当の親切とは?」

 阿武町内の小中学校の先生方との合同の研修会を福賀小学校で行いました。
 今年度、研修を繰り返し改善を行ってきた全校道徳の授業を見ていただきました。
 教材を分かりやすく示すために先生方の演技を取り入れること、話し合いを活発にするために、全体を統括する担当、司会をする高学年を支援する担当、グループごとの話し合いを支援する担当といった役割を決めて全員で指導にあたること等、これまでの研修で出された意見を取り入れた授業を行いました。

◎今回の学び
 ・どこまで個に支援を行うか、少人数だからこそ可能な配慮の良し悪しについて考える必要がある
 ・この授業スタイルが児童に定着していくと、教師の支援の仕方も変化してくると考えられる。
 ・大勢に囲まれての中での授業で、児童もさすがに緊張をしていたが、その状況でも自分の意見が
  言うことができた。
 ・自分の考えを参観者を自分で選んで自分から発表するという積み重ね(積極性と表現力の育成の
  一貫)の成果が、大勢の参観者を相手にしてもできた。








第4回校内公開授業
  R3.1.13(水)3校時
 道徳科 5・6年生「自由の難しさ」

 5・6年生による自分たちの話し合いによって進めるスタイルの授業でした。
 道徳の授業だけでなく、色々な場面で育ててきた力が積み上げられてきたからこそできた授業だと思いました。

◎今回の学び
 ・人の考えに対して賛成の意見は言いやすいが、反対の意見は言いにくい。意図的に経験を積むた
  めにフリートークなどの時間を利用して、質問や疑問で話題を続けるなどの取組を行っている
  ことが良い。
 ・本校の児童は経験や体験が限られている傾向があるので、いろいろな経験を意図的に積むことが
  できるよう心がけなければならない。









第5回校内公開授業
 R3.2.3(水)5校時
 算数科 2年生「はこの形をしらべよう」

 2年生の算数の授業です。1人学級なので45分をどのように使うか。また個に応じた支援をどのように行い、授業に対する積極性を生み出していくかがポイントとなる授業でした。

◎今回の学び
 ・少人数だからこそ、個人の得意なことや、苦手なことをふまえた上で、授業を準備することがで
  きる。
 ・児童から意見が出るようにするには、何をどのように尋ねるのか「発問」が重用になってくる。
 ・学級の人数に関係なく教師の「待つ」姿勢は大切。









第6回校内公開授業
 R3.2.10(水)5校時
 国語科 あすなろ学級「絵の中の漢字や言葉を使って文を書こう」

 児童の表現力を高めるためにどんな授業を仕組んだら良いのか。児童の実態に向き合って計画的に準備を進め、積み重ねることの大切さを示す授業でした。 

◎今回の学び
 ・これまでの学習した成果を掲示の形で残し続けることで、児童の思考が繋げることができる。
 ・授業の進め方をパターン化することで、次どうなるのか、次何をするのか児童が予測できるよう
  になり、児童が安心して発表することができるようになる。
 タブレットの録音機能を活用し、自分が作文したものを耳から聞き確認することは他の場面でも
  応用した活用が考えられる。









 1年間のまとめ
  R3.2.10(水)
  全教職員 「1年間のまとめのワークショップ」


  研修のまとめを教職員全員でワークショップ形式で行いました。